2022/10/2 日曜日 快晴
駐車場6:00 ー 藤内小屋6:50 ー P7取付7:45 ー ヤグラ11:45 ー 下山開始15:00 ー 駐車場17:00
↑ログデータです(下りで少し電源が切れました)
小川山で滑落して早4ヶ月。
時が経つのが早すぎての焦りと、
時が経つにつれ快復する喜びと入り交じってますが、
ついにこの日、クライミング再デビュー。
(家族からは止められてますが)
東海地方クライマーには毎度お馴染みの御在所の前尾根ですー。
さすがにリードはできないので(ちょっとやろうかなあと思ったりはしたけど)
今回はフォロワーに徹しました。
朝早く出ましたが、登山道近くの駐車場には車が停められていたので
トンネルを抜けたところの駐車場を利用。
前尾根は何回か来てて、リードもしてるけど今回は別の意味で緊張する。
今日のメンバーはベテランおじ様御三方と前尾根初めてご夫婦の6人。
なので、2人ずつ3パーティーで登ります。
藤内小屋までは約1時間。普通の登山道を歩きます。
そこからさらに30分ほどで、岩場方面への案内看板が出てくる。
渡渉して、そこから一壁、中尾根、前尾根とそれぞれの目的地へ向かいます。
次から次へと何パーティーかが来て、今日も混雑かなあと思いきや、
意外にも前尾根に向かうパーティはうちらのみだった。なんてラッキー。
私と組んだトップは、いつも講習等でお世話になってるI先輩。
歩きでは別の先輩にいつもお世話になってますが、
クライミングや講習をするときに頼りにしてるのが、このI先輩なのです。
久しぶりに一緒に登ったけど、いやいや元気。
私はトップロープ状態なので多少落ちても大丈夫なんだけど、
リードすることを考えながら登ったら、今の状態ではリード出来ないなあと思った。
まず筋肉が落ちているのをひしひしと感じたのと、
足の引っ掛かりが全然自信がないのと。
とりあえず前尾根の通常ルートであれば、多少クライミングをやれば
フォロワーでなら問題なく行けるところです。
これからアルパインを目指す人たちの登竜門のようなところ。
花崗岩のマルチピッチを楽しむのに、岐阜からだとほんとに便利だし。
夏場は影がないので、熱中症になってしまう恐れがあるけど、
これからがとてもいい季節だと思います。
今回はそれぞれ思い思いの前尾根を楽しめてよかった。
そして、今回初、ヤグラの上に登りました。
ヤグラの上に行くには、
まずセカンドビレイをするための終了点のところ、
その左斜め上にクラックがあるので
そこにカムをセット。(多分#3とか#4とか大きめのもの)
そのカムをA0仕様にして掴み、足は乗せれるところに引っ掛けて、
左側上部少し奥にあるガバっぽいホールドを掴んで乗り上がる感じです。
えいって乗れれば終わり。
もっと左の方にテラスになってるところはあるんですが、
そこに乗っちゃうと上に上がるのが難しくなるようです。
って、簡単に書いたけど、今の私にはなかなか大変でした。
終了点はしっかり作ってあるので、ビレイは出来ます。
その終了点が作ってある岩の上が前尾根の最高点。
意外に広くて昼寝もできます。落ちないようにすれば。
6人全員余裕で乗れました。
下りるときに少し気をつけて、それこそボルトにヌンチャク等かけて掴んで下りるようにします。
終了点を使用してそこからヤグラの下まで懸垂下降する。
あとは登山道に戻るまで結構ゲキ下りな道を下ります。
ここが意外と危険ポイントかも。
ロープも何もないし、登り終えてホッとしてるし、疲れてるし。
気を抜かないように慎重に下ります。
前尾根ではストック持ったことなかったけど、今日は使ってみた。
使ったほうがいいのか、使わないほうがいいのか、なんだかよくわかりませんでした。
渡渉して登山道まで戻ったら、あとはひたすら下りていくのみです。
駐車場に着いたときには夕暮れになってました。
でも今回はみんな満足気な顔で帰路に着くことができました。
この日、私も久しぶりのクライミングをすることができたし、
初めて夫婦とも今度瑞浪の屏風岩に行く約束もしたし、
大満足の1日になりました。